日本航空キャビンクルーユニオンhttp://www.bekkoame.ne.jp/~jcau/indexj.htm
3・2 西宮市民集会 Nishinomiya Residents' Rally Mrach 2nd 2011 http://blog.goo.ne.jp/march2nd2011rally 3月2日(水)午後4時 西宮市役所前集合!消費税増税反対・国税通則法改悪反対&日本航空の不当解雇撤回を求めた集会です。ご参加を!
「独裁者」と「沈まぬ太陽」
チャップリンの映画「独裁者」は1940年に公開されました。ナチス・ドイツがユダヤ人の迫害を始め、ホロコーストへと進む最中でした。公開から5年後に自害したヒトラーも二度、観賞したといいます。映画史に残るラストシーン「独裁者の演説」は今も輝きを放ちます。
「沈まぬ太陽」は、昨年の日本アカデミー賞で最優秀作品賞を受賞しました。原作は同様に映画化やドラマ化された「不毛地帯」の作者、山崎豊子さん。「不毛地帯」はロッキード事件が発覚する3年前に連載が開始されていました。ロッキード事件を取り上げたと連想しますが、ロッキード事件は「全日空の旅客機〜丸紅ルート」。しかも本当はその後に発覚したダグラス・グラマン事件がモデルでした。
チャップリンはヒトラーと同い年で、誕生日は数日しか違っていません。「独裁者」は最初、風刺をコミカルに描くことだけを考えていましたが、ナチス・ドイツがパリを陥落し、イギリスに空襲を開始した折で、ラストの「演説」を盛り込んだといいます。
世に、衝撃と感動を与えるクリエーターには、その時代の要求が、世に出て行くよう後押しをする、「(なにかを)もっている」。
ラストの演説からあえて以下の一節を選びました。
「航空機とラジオは私達を接近させ、人類の良心に呼びかけて世界をひとつにする力がある。」
今はインターネットが私たちを接近させ、労働者の良心に呼びかけて世界をひとつにする。フランスでも、中国でも、エジプトでも。
2月11日、「沈まぬ太陽」のテレビ放映は今年の日本アカデミー賞の一週間前でした。日本航空・不当解雇撤回裁判が東京地裁で開始される20日前でした。3月3日は「ひなまつり」。裁判所に、お内裏様とお雛様がひな壇に並びます。裁判官は、日本の司法の良心を、世界に示すことができるのか?
「独裁者」のラストの演説からもう一節。
「諸君は、幸福を生み出す力を持っている。人生は美しく、自由であり、すばらしい冒険だ! 諸君の力を民主主義の為に集結しよう!新しい世界の為に戦おう! 人々に働く機会を与え、老人に保障を与えよう!」